エレピ、ギター、ピアノ、オルガン。〜PANをMAXにしない方が良い楽器〜 [vol.013 難しさ:ふつう] パラミックス/PAN幅の変更方法

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最近の音源はとにかくステレオ幅全開というものが多い気がします。

しかし、PANは全開(PAN 100%)にしなくてもいいのです。幅をコントロールすることで表現の幅も広がり、音に空き地ができるので音が作りやすくなります。また、PAN 100%にした別の音がさらに広がって聞こえるようになります。

ということで、この記事ではパラミックスにおいてステレオ幅を全開にしないほうが良い楽器・シチュエーションを紹介していきます。

今週の宿題

今週の宿題は同じ音源をスピーカーとヘッドホンで聞いたときの「幅の差」を体験してください。ひとつの音源で差が出なければいくつか聞いていくと違いがわかってくるでしょう。

再生する場合はiTunes等再生プレーヤーでも良いのですが、DAWソフトに取り込んで再生することでメーターを見ながら音源を聞くことができます。

特にステレオ幅を監視する無料プラグインがありますので、これを見ながら聞いてみてください。勉強になるはずです。

▼Melda Production / MStereo Scope(無料)

https://www.meldaproduction.com/MStereoScope

Melda Productionのインストール方法は以下のページで解説しています。

リスナーは何で聞くかわかりませんから、どちらの環境でも聞ける音にする必要があり、ヘッドホンとスピーカーの差を知っておくことはとても役に立つでしょう。

今週の耳トレの解答

動画の耳トレはお楽しみいただけましたか?解答を記載します!

2箇所あります。

14:02(〜14:03)
14:08(〜14:09)
※1秒以下の単位についてはご容赦ください

もっと多いと思いましたか?センターを通過するのは2回だけです。最後の部分は真ん中に戻っていると見せかけて真ん中までは来ていません。

このトレーニングでは、音がどこからどこまで配置可能なのかが理解できるでしょう。また、人間の耳の感覚が比較的曖昧であることもわかるのではないでしょうか。真ん中だと思ったら真ん中に聞こえるものなのです。

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