SW20 MR2 リヤ異音対策 車高調掃除 難関!リヤスタビブッシュ交換

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先日の車高調掃除。

思いの外効果がありまして、雨の日にステアリングを切った時のきしむような異音はなくなりました。また、フロント周りの異音がなくなってきました。

ま、あくまで今の所、ですが(笑)。

効果が出たので気を良くして今度はリヤの掃除に手をつけました。リヤの方が異音が大きく、ハブベアリング、ドライブシャフトを疑っていますが原因は定かでは有りません。ガッチョンガッチョンという異音は先日のドライブシャフト交換でなくなったようですが、低速ニュートラル時に出るゴトゴト異音はいまだ解消せず、です。

フロントサスペンションを掃除していて気がついたのは、ピロアッパーからも異音が出そうだなということ。調べてみると実際にピロアッパーのガタによる異音が出ているケースも多いようで、交換している人も多く見られました。

ピロアッパーを買う前にまずは掃除だなということで、まずは掃除に着手してみます。ついでに買ったまま面倒で放置していたリヤスタビブッシュの交換もやってみたいと思います!

リヤサスペンション取り外し〜掃除

リヤサスペンションの取り外しは整備書を見るほどでもありませんが、大雑把に言うと以下の流れです。

  • リヤタワーバー(リヤサスペンションアッパーブレース)取り外し
  • エンジンフードサイドパネル取り外し
  • スタビリンク切り離し
  • ブレーキホース切り離し
  • サスペンション(ショックアブソーバー)取り外し

そんなに難しい場所もなく、SST(特殊工具)も不要です。インパクトがあるとサスペンションを外す時(ロワーブラケット)に便利でしょう。

サスペンションとスタビリンクの切り離しでは、ボルトを六角で固定しながらスパナでナットを回します。

が!

上側(サスペンション側)の六角は完全にナメてしまっていたので、下側(スタビ側)で切り離しました。スタビリンクを変える時はナットを破壊しないと交換できないと思われます。

ブレーキホースを止めているクリップは、貫通マイナスドライバーとハンマーで叩けば外れます。

SW20 右リヤサスペンション

外しました。当然と言えば当然ですが、かなりドロで汚れていますね〜。

SW20 TEIN FLEX

フロント周りはこの泥を落としただけで動き(異音)が改善されたので、リヤも同様に水と靴ブラシで掃除していきます。ピロアッパーはフロント同様にスプリングコンプレッサーでスプリングを縮めてセンターナットを外せば外れます。(前回の記事参照)

車高調なので、車高調整用のネジ山にドロや石が入り込んでいます。水をかけながら靴ブラシでだいたい落ちました。

SW20 TEIN FLEX 掃除の様子

ほぼ水だけで落ちますが、ダンパーについている油汚れはブレーキクリーナーが必要です。

サスペンションの掃除は前回に続いて同じ作業なので、比較的スムーズに進みました。

リヤスタビブッシュの交換

スタビブッシュ、買ったのはかれこれ半年以上前です。ブッシュセットに入っていたもので、苦労してブッシュは交換しました。

が!

リヤスタビブッシュの交換、SW20では相当面倒な作業になるので、リヤスタビブッシュの交換だけ先送りしていました。半年経過しましたw

コレ↓的なやつですが、同じものはAmazonには無いようです。ヤフオクでよく売っている赤いやつです。

PowerFlex MR2 SW20 1991〜1999 フロント ロアアームブッシュ(2)

今回リヤサスペンションを分解したので、ついでにスタビブッシュも交換してみることにしました。作業の流れはざっくり以下です。

  • マフラー取り外し
  • リヤエンジンマウント取り外さない
  • マフラーハンガー(エキゾーストパイプNo.1インシュレーター)取り外さない
  • リアメンバー取り外さない
  • リヤスタビブラケット取り外さない

車のことがわかる人は「ん?」っていう感じでしょう。なぜスタビを取り外すのにマフラーを外しリアメンバーを動かす必要があるのか、と。

取り外したいパーツを見てみましょう。コレです。

そうなんです、リアメンバーに挟まっているんですよ、スタビブッシュが。そして、スタビブッシュを固定しているブラケットを固定するボルト2本のうち1本が、なんとリアメンバーの上から固定されています。つまりリヤメンバーの上に工具を入れないと外せません。

これがSW20 MR2です。笑

整備書によるとボールジョイントやサスペンションアームNo.2も取り外すことになっていますが、この2つは外さなくても作業可能です。しかしマフラーは外さないと作業スペースが狭すぎて作業できないので外すほうが結果的に早いと思います。

また、「取り外さない」というのがポイントで、取り外すとかなり大事になります。取り外す手前くらいまで緩めれば作業が可能です。以下はリアメンバーを固定しているボルト。4本あり、均等に緩めていくと写真のように隙間が出来ていますので、この隙間に工具を入れてブラケットを緩めます。

ブラケットの取り外しにはギヤレンチが便利。というか、この工具以外でできる気がしないです。

リアメンバーの隙間で作業するのでソケットレンチは入りません。スパナだと気が遠くなります。注意点は、ブラケットのボルトを取り外さない、緩めるだけです。しかも緩めすぎるとボルトからギヤレンチが抜けなくなります。(緩めていくとボディにボルトが当たるため)

ほどほどまでギヤレンチで緩め、最後はスパナ。そしてブラケットは取り外さない。という感じです。ちなみにブラケットは2本のボルトで固定されており、外さないのは奥(フロント側)のボルトだけです。手前(リヤ側)は外してしまって大丈夫です。

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緩めていくとブラケットが動くようになり、スタビを跨ぐことができるようになります。跨げばOK、スタビを外すことができます。

外してみました。

ブッシュは硬化、劣化しており、片側は簡単に崩壊してしまいました。明らかに動きは悪そうです。切れ目が入っているので簡単に外すことができます。

せっかくなのでスタビも軽く磨いてシャーシブラックで塗装してみました。

新しいブッシュをつけようと思ったら問題発生。ブッシュに切れ目が無いんです。端から通すのは流石に無理そうなので、カッターで切れ目を作って装着しました。ウレタンで硬そうですが、意外にも普通のカッターで簡単に切れました。

装着時は付属にグリスを塗布し、動くことを確認して取り付けます。

組付け

取り付けは単純に逆順で、難しい作業はありません。

締め付けトルク
スタビライザーブッシュ(ブラケット):195kg/cm(19.1N/m)
リアメンバー:1,150kg/cm(112.7N/m)

サスペンションも組んでいきます。

締め付けトルク
リヤサスペンションアッパーブレース:740kg/cm(72.5N/m)
ピロアッパー:820kg/cm(80.4N/m)
スタビリンク:500kg/cm(49.0N/m)
センターナット:740kg/cm(72.5N/m)
ロワーブラケット:2,600kg/cm(254.9N/m)
エンジンマウンティングインシュレーター:650kg/cm(63.7N/m)
エキゾーストパイプNo.1インシュレーター:210kg/cm(20.5N/m)

大変なのはフロント同様鬼トルクのサスペンションロワーブラケットでしょう。トルクレンチの計測限界を超える可能性があるので注意です。

また、1人で作業する場合はサスペンションをボディに固定する際になかなかの腕力が必要です。下から装着し、片手で上に持ち上げながらピロアッパーのナットを止める必要があります。腕力に自信がなければ2人用意した方が良いでしょう。

テストラン

テストランをしてみましたが、特に問題はありませんでした。こころなしか静かになったような気はしますが、、、わかりません(笑)。

スタビブッシュも街乗りくらいだと効果は不明です。アーム関係のブッシュは効果がすぐにわかりましたが、スタビブッシュはわかりません。きっと動きが良くなっていることでしょう(苦笑)

外から覗くと綺麗になって清々しいです。

天気がいいって素晴らしい!テストランのはずがすぐに目的が変わってしまいますね(笑)。

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