気軽に登れて富士山観望 石老山・石砂山 周回コース [篠原の里〜石砂山〜牧馬峠〜石老山〜篠原の里] 丹沢紀行 vol.3

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これまでに登ってきた登山コースを自由気ままに紹介していくコーナー。

蛭ヶ岳、塔ノ岳などの眺望が優れ大きな標高差を持つ達成感のある名峰が有名ですが、丹沢には標高が低く気軽に登れる山も多く存在します。その中でも初心者さんにも人気の低山「石老山」に登ってみました。石老山のみだとコース長が短いため、お隣の「石砂山」も一緒に周回。丹沢山系からは少し離れ丹沢というよりは道志の山ですが、リハビリハイクに最適な周回コースを紹介します。

※本記事はヤマレコに投稿した山行記録を再編集したものです。
※記載されている情報は2021年12月16日現在のものです。

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コース概要

NPO法人篠原の里さんが運営する宿泊交流施設「篠原の里」の駐車場を起点とした周回コース。人気の低山「石老山」に対し、さらにマイナーな「石砂山」を加えています。コースの多くを東海自然歩道が占めますが、一部難易度の低いバリエーションルートも含む、少し山に詳しいハイカーに向いているコースです。

バリエーションルート部は標識がありませんが、登りで通過する場合は迷うことはないと思います。一方下りで使うと支尾根に迷い込む必要がありますので、RF/GPSが必要です。

■コース
1日目:篠原の里駐車場〜石砂山〜牧馬峠〜牧馬峠分岐〜石老山〜篠原の里

エリア:丹沢
コースタイプ:周回
コース長:7.6km
日程:日帰り

難易度・危険度:★☆☆☆(一部バリエーションルートあり)
初心者お勧め度:★★★☆(山の経験があれば楽しめる)
アクセス:★★☆☆(公共交通機関なし、マイカーまたはタクシーによるアクセス)

登山口とアクセス

車の場合は中央道相模湖ICから国道20号を跨いで車で20分程度。山中の道を走りますが走行難易度の高い道はありません。一方、反対側の国道412号道志みち方面から向かうと、峠道の山頂付近で車幅制限があり、大型車及び車の運転に自信がない人は厳しいルートとなります。また、冬季は凍結が予想されるため、相模湖側からのアクセスがお勧めです。

バスが通っていないため、公共交通機関でのアクセスはありません。徒歩の場合はJR中央線相模湖駅から2時間程度かかります。

篠原の里駐車場は善意でハイカーに向け開放している駐車場なので、停め方、他の利用者に配慮して使用させていただきましょう。駐車場入口に集金箱があり、500円の駐車料金が必要です。

詳細ログ

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3839954.html

コースのみどころ

富士山〜丹沢の眺望

眺望はお世辞にも良いとは言えませんが、それぞれの山頂からは富士山を望むことができます。また、丹沢山系を裏側から望むことができるので丹沢山系に登頂経験のある人は楽しいと思います。丹沢三峰、宮ヶ瀬湖なども望むことができます。

ギフチョウとカントウアオイ

今回の山行ではお目にかかれませんでしたが、神奈川県絶滅危惧種IBのギフチョウの生息地として知られているそうです。相模原市緑区藤野地区は「ギフチョウとその生息地」として神奈川県指定天然記念物に指定されています。

http://www.jugemusha.com/ikimono-k-gifuchou.htm

また、ウマノスズクサ科カンアオイ属カンアオイ節のカントウアオイ(寒葵・関東寒葵)も確認できるそうです。

https://www.hanasanpo.org/%E9%87%8E%E5%B1%B1%E3%81%AE%E8%8A%B1%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0/%E3%82%A6%E3%83%9E%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%82%AF%E3%82%B5%E7%A7%91/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%A4/

コースの難所

難所と言えるほどの難所はありません。

石砂山〜牧馬峠は一般登山道であるものの東海自然歩道から逸れるため標識等がなく、初心者は支尾根への迷い込みに注意が必要です。踏み跡はしっかりしているので、注意していれば迷うことはないでしょう。

牧馬峠から牧馬峠分岐まではバリエーションルートとなり標識等は一切ありません。車道からの取り付きが急斜面、急登となりますが危険度は低く、注意して進めば問題ないでしょう。牧馬峠までは道迷いに注意が必要ですが、登りの場合は尾根を登れば良いので迷うことはないと思います。

ルート解説

篠原の里〜石砂山山頂

篠原の里駐車場からは車道歩き。しばらく歩き、車道左の看板が見えたら県道518号から右に逸れます。静かな山村を車道沿いに歩くと公衆トイレがあり、トイレを過ぎると橋を渡って山道に入ります。

石砂山山頂までは東海自然歩道につき標識も多く歩きやすい道が続きます。尾根への取り付きのみやや急斜面ですが、その後は緩やかな登りと平坦な道を繰り返し、最後の登りを上り詰めると石砂山山頂に至ります。

石砂山山頂〜牧馬峠

東海自然歩道を逸れ、あまり使われていない一般登山道に入ります。石砂山山頂からの分岐がややわかりづらく、ピンクテープとGPSを頼りに下り斜面に入ります。斜面はかなり急で階段等も整備されていないため、滑らないように注意が必要です。特に雨天時、雨の後は滑ると思いますのでチェーンスパイク等の装備が必要でしょう。

途中の496mピークは巻道があるので右側から巻いて回避し、いくつかの緩いアップダウンを繰り返した後に、車道のフェンス裏から車道に合流し牧馬峠に到着です。

牧馬峠〜石老山

牧馬峠からは車道を数百m歩いた後に険しい崖の斜面から尾根に取り付き、バリエーションルートに入ります。尾根に乗るまでは急な斜面が続き、尾根に乗れば石砂山と同じような傾斜の上りが続きます。最後の登りを上り詰めると東海自然歩道の看板の裏手に飛び出します。石老山までは最後の登りを経て山頂広場に至ります。

石老山〜篠原の里

石老山からは東海自然歩道としてよく整備されているため、歩きやすく快適な下りです。同じような景色の中を下り、人家が見えてくるとまもなく登山道は終了。ブロック塀の階段を下って車道に出ますので、下れば篠原の里に到着です。

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