Pro Toolsを起動するとPreSonus Quantumのサンプルレートがもとに戻る問題の解決策
Pre Sonus Quantumというオーディオインターフェースを使っていたのですが、Pro Toolsで使うと度々オーディオインターフェースとセッションのサンプルレートが違うのでProToolsを再起動してください的なメッセージが出て、セッションが立ち上がらないことがあります。
Quantumをバージョンアップしたら発生率が高くなったので、自分メモ的に解決策を書いておきます。
発生状況
QuantumのサンプルレートとProToolsで開こうとしているセッションのサンプルレートが異なる場合に発生する。
※QuantumのサンプルレートはQuantumのコントロールソフトであるUniversal Controlから確認できます
発生する問題
以下のメッセージが出てセッションが開かない。
IO channel count for current playback device has changed. Please restart Pro Tools.
Pro Toolsを終了し、Universal Controlでサンプルレートを変更しても自動的に元のサンプルレートに戻ってしまう。(例:48kHzになっているのでプルダウンから96kHzを選択しても自動的に48kHzに戻ってしまう)
Audio MIDI設定からサンプルレートを変更しても同様にもとに戻ってしまい、サンプルレートが変更できない
再起動しても状況は変わらない
対処法・解決策
その1
Pro Toolsを一旦終了し、Universal Controlでサンプルレートをセッションに適合させたあとでPro Toolsを再起動する
その2
Pro Toolsで現在のUniversal Controlで表示されているサンプルレートと適合した他のセッションを開き、Pro Toolsを終了する。その後Universal Controlでサンプルレートを開きたいセッションのサンプルレートに設定してPro Toolsを起動するとセッションが開ける
と、いうことで無事に開けました〜!
というよりは本来はPro Toolsでセッションを開いた時に自動的にサンプルレートも変更されるはずなんですけどね。実際調子の良い時は自動的にサンプルレートが切り替わります。
QuantumのthunderboltドライバーとCoreAudio、ProTools間で何らかの連携がうまく行っていないんでしょうね〜。正直直る期待もあまりしていないのですが、解決策があるので特に問題視はしていないです。昔を思い出せばカワイイ問題ですw
環境情報
MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)
macOS High Sierra 10.13.5
ProTools 2018.12
Pre Sonus Quantum Firmware 1.1-8
Universal Control 3.1.1.54569
ミキシングを中心にレコーディングからマスタリングまで手がけるマルチクリエイター。一般社団法人日本歌ってみたMIX師協会代表理事、合同会社SoundWorksK Marketing代表社員。2021年よりYouTubeチャンネル「SoundWorksKミキシング講座」を展開中。過去には音響機器メーカーTASCAM、音楽SNSサービスnanaのマーケティングに従事。