SW20 MR2 スタッドレスタイヤ装着 ブレーキローター小径化 ワイトレでホイールマッチング キャリパー干渉してつかない
愛車SW20で京都のイベントに出かけるにあたり米原が怖いのでスタッドレスタイヤを装着しました。
もちろん車屋さんではなくDIY対応ですので色々大変でした。事の顛末をご覧くださいw
目次
SW20 MR2の標準タイヤサイズ 4本同サイズ化できるか?
まず、現在履いているタイヤのサイズを整理してみます。
フロント:
NANKANG NS-2 215/40R17
ENKEI NT-03 PCD114.3 17-inch
リヤ:
NANKANG NS-2 235/40R17
ENKEI NT-03 PCD114.3 17-inch
ということで、かなり珍しいサイズのタイヤです。そして最大の問題は前後異サイズということです。
スタッドレスは一般的に4本同じサイズのセットで流通しているため、前後異サイズでスタッドレスタイヤを用意しようとすると、新品・中古問わず高額になります。
ということで、4本同サイズ化できるか検討しました。
タイヤの太さによる性能の差はほぼグリップ力の差といえるでしょう。SW20の重量配分は57:43で後ろが重く、かつ後輪駆動。よってリヤのタイヤサイズが太くなっています。
フロントと同サイズにした場合リヤのグリップが不足する可能性はありますが、そもそも街乗りでグリップが不足するような事はほぼありません。極端に細いタイヤにした場合は問題が出るでしょうが、ワンサイズダウンくらいなら街乗りで問題が出ることは無いでしょう。
調べるとスタッドレスで同サイズ化している方を多く見つけることができました。
新品で買うほど使用頻度が高くないので中古で探すと、215/40R17などというスタッドレスは数が少なく高額です。新品買ったほうが安いかも、、、笑
ということで、流通量が多く乗り心地が良さそうな15インチにサイズダウンして探すことに。
SW20 MR2 5型 G-Limitedの標準タイヤサイズは以下の通り。
フロント:
195/55R15
PCD114.3 15-inch 6J +45
リヤ:
225/50R15
PCD114.3 15-inch 7J +45
標準で15 インチを履いているので、15インチへのサイズダウンは可能と判断できます。
まずは純正サイズ195/55R15 PCD114.3 15-inch 6J +45に近いサイズでのホイールタイヤセットを探してみました。
第1弾 195/60R15 6J +43
ヤフオクで物色の結果見つけ購入したのがこちらのタイヤ・ホイールセット。
MONZA JAPAN ZACK JP-115 15インチ 6J +43 5穴 PCD114.3
PIRELLI ICE ASIMMETRICO 195/60R15 スタッドレス 4本
2014年35週製。やや古めですがコンパウンドはまだまだ柔らかく、とても良い状態のスタッドレスタイヤです。
サイズは195/60R15なので純正よりも大きくなりますが、スピードメーター誤差範囲内に収まります。
フロント:純正195/55R15 外径595.5mm → 195/60R15 外径615mm
リヤ:純正225/50R15 外径606mm → 195/60R15 外径615mm
リヤタイヤ外径によるスピードメーター誤差:純正100km/h → 101.5km/h
タイヤ外径差異・スピードメーター誤差が計算可能なサイト
https://tireshop4u.jp/html/page4.html
車検基準では「40km/hを指すとき実速度は30.9km/hから42.55km/h」となりますので、計算上の誤差は基準内に収まります。
また、ホイールサイズによるタイヤ位置は以下の通りの変更が出てきます。
フロント:純正 6J +45 → 6J +43 =2mm外側へ
リヤ:純正 7J +45 → 6J +43 = 10.7mm内側へ
フロントの2mmは誤差範囲レベルなので問題なく装着できるでしょう。リヤは10.7mm内側へということでかなり不格好になります。ロングハブボルト換装済なので5mmスペーサーで対応することととしました。
ということで、さぁ、装着してみましょう♪
フロントはこんな感じに。思いの外似合っていて嬉しいです。
さてリヤ。
ん?
おかしい。
つかない、、、、
ホイール内側のスポークの付け根、盛り上がっている部分にキャリパーが干渉して装着できず。
純正で15インチ、キャリパーも純正なので、7J以下の15インチホイールならなんでも装着できると思っていました。装着できない15インチホイールがあったとはorz
なかなか似合っていたので気に入っていたのですが、装着できないとは無念。
干渉しないように1インチアップ、16インチの4本セットを探すことにしました。
この時は装着できない本当の理由など知る由もなく、、、笑
第2弾 205/50R16
続いてはこちらのセットを発見して購入しました。10,000円ナリ。安いヽ(=´▽`=)ノ
ダンロップ スタッドレス タイヤ GRASPIC HS-3 205/50R16
DUNLOP エンケイ ホイール付き 4本セット
ホイールは6J +42。PCD114.3とPCD100のマルチです。
第1弾同様計算してみると以下の通りマッチングします。
フロント:純正195/55R15 外径595.5mm → 205/50R16 外径611.4mm
リヤ:純正225/50R15 外径606mm → 195/60R15 外径611.4mm
リヤタイヤ外径によるスピードメーター誤差:純正100km/h → 100.9km/h
フロント:純正 6J +45 → 6J +42 =3mm外側へ
リヤ:純正 7J +45 → 6J +43 = 9.7mm内側へ
第1弾同様にフロントは問題なく装着できました。
しかし。
リヤが。
リヤがですよ。
つかない、、、
えー?どういうことでしょう。
16インチでも干渉するってどういうこと??
ここで1つの疑念が浮かびます。
そもそもブレーキローターが大きい?
ブレーキローターを大型化した場合、テコの原理によってストッピングパワーが向上。フルブレーキングの重要性が高い高速サーキット走行を行う車両でよく導入されるチューニングです。
しかしこの車は前のオーナーさんのコンセプトも通勤快速仕様であり、僕は走りに行くもののミニサーキット主体なのでブレーキ性能の不足を感じたことがなく、これまでに変更していません。
そもそもNAのSW20でリヤのブレーキローターを変更する必要などあまり無いはずです。
ブレーキローターの大型化はストッピングパワーと引き換えにバネ下荷重増加が起こり、走行性能の悪化が起こります。ターボ車等の大パワーがあって始めて成り立つチューニングです。
ということで、ローターが大型化されている可能性を全く考えていませんでした。
ええ、このまま少なくとも3年乗ってますが、そんな話は知りません。
しかし。
どうやら大きいようですのでローターサイズを測ってみましょう。ちなみに純正ローターサイズは281mmだそうです。
どう見てもデカイな、、、笑
遠近法の問題で280mm前後に見えますが、実測で310mm程度はあります。
調べていくと、RX-8またはFD3Sのローターに換装するキットがあり、ローターサイズがどうやらFD3S:314mm、RX-8:324mmらしいのです。
http://altex001.com/product_mr2-brakeparts_2.html
コレか。
そりゃこのサイズのローターだったら15インチは入らないかもしれませんねぇ、、、。
ちなみに、上記写真の通りワイドトレッドスペーサーでホイールを外に出して干渉しないようにするというチャレンジもしましたが、あえなく撃沈しました。
第3弾 ブレーキローター小径化 + 195/60R15
ということで、ブレーキローターを小径化して再度第1弾のホイールにチャレンジします。
純正ブレーキローターはヤフオクでゲットしました。
並べてみるとこの通り。
だいぶサイズ違うなオイ(笑)
こりゃ16インチホイールもビックリですよ。入らないでしょうww
さっそく装着してみました。見比べてみましょう。
だいぶ小さいなオイ(笑)
ちなみに、外したローターの裏を見たら見事MAZDAと書いてありましたww
いや〜3年ほど乗ってますけどね、全く気が付きませんでした笑
現状では、リヤの方がブレーキパッドの減りが早く、フロントの2倍以上です。また、リヤの方がダストも多かったのですが、ローターが影響していた可能性はありそうです。街乗り・ミニサーキットメインならバネ下が軽いことのメリットの方が大きいと思うので、しばらく純正ローターで様子を見てみます。
それでは!
装着してみると、、、
着きました!ヽ(`▽´)/
リヤも20mmワイドトレッドスペーサーでピッタリです。
テスト走行しましたが、特に干渉もなく問題ありません。
扁平率が40から60なのでハンドリングはかなり変わりましたが、乗り心地は良くなりました(笑)。また、見た目も思いの外悪くない印象です。60にしたらもっとカッコ悪くなると思いましたが、ホイールが似合っていれば気にならないようです。
ということで、めでたしめでたし。
かかった費用全部足してもスタッドレス4本とホイールを買うよりは遥かに安いので良しとしましょう。問題はタイヤ・ホイールセットが1セット余ってしまったことです。買ってくれる人募集w
ミキシングを中心にレコーディングからマスタリングまで手がけるマルチクリエイター。一般社団法人日本歌ってみたMIX師協会代表理事、合同会社SoundWorksK Marketing代表社員。2021年よりYouTubeチャンネル「SoundWorksKミキシング講座」を展開中。過去には音響機器メーカーTASCAM、音楽SNSサービスnanaのマーケティングに従事。