ドラレコ AZDOME PG02S-R 取り付け&レビュー MR2/SW20 リヤカメラが上下逆?メニュー変更の方法

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AZDOME PG02S-Rドライブレコーダーの取り付けに関する記録です。一通り使ってみてのレビューも掲載しています。

ドラレコ AZDOME PG02S-R

パッケージに含まれていたのはこちら。

AZDOME PG02S-R

ドラレコ本体と必要なケーブル類が含まれています。中段左上からリヤカメラ用ケーブルとリヤカメラ、電源確保のシガーソケットケーブル、ミラーへの取り付け用ゴムバンド2種類、GPSセンサーです。ステッカーとリヤカメラ取り付け時の掃除用クロス(ウエット&ドライ)、ケーブルフックも含まれており、とても親切な印象を受けました。

正直なところ海外(中国メーカー?)の製品なので親切さには期待していなかったのですが、説明書にも日本語が記載されており、超格安の海外製品よりはグレードが高い印象です。

Webページを見てみると日本語表記はありません。また、同じ製品に見えて仕様がやや異なっており、型番もPG02S-Rという品番ではありません。「R」がついているものが日本仕向け品だと思われますので、日本での販売専用に説明書や付属品を調整しているのかもしれません。

よって、安いからといって海外サイトで購入しないよう注意が必要です。日本ではAmazon専売となっているようです。

取り付け方法

さて実際に取り付けていきます。

ドラレコの取り付けは2回目ですが、本記事の内容は駐車監視用に降圧ケーブルを使用するため、普段から車の整備をする人でなければ取り付けは困難だと思います。少なくとも自動車における電気のとり方や内装の剥がし方などは理解している必要があります。わからなければ車屋さんにお願いしましょう。

事前に確認が必要なこと
・アクセサリー電源の接続先
・バッテリー電源の接続先
・グランド配線の接続先
・バックランプ配線の接続先

電源確保と動作確認

配線のイメージですが、このような取り回しになります。以下の写真ではドラレコ1号機が取り付けてありますが、同じ場所を通すことにします。

配線を行う前に電源の確保と、動作チェックを行います。

オーディオ周りを外して、オーディオ裏からバッテリーとアクセサリー電源を確保します。

駐車監視対応の降圧電源ケーブルをを使用することで駐車中(エンジン・アクセサリーOFF)状態でも電源が取得できるため、振動に対応して自動電源ONという動きが可能になります。逆に言うと、付属のケーブルでは駐車監視機能が使えません。

以下のようなケーブルが含まれています。右が降圧ケーブル本体で、赤いケーブルはヒューズから電気を確保するためのケーブルです。ヒューズボックスから電源を取る場合は使用します。今回は使用しませんでした。

AZDOME PG02S-R降圧ケーブル

降圧ケーブル先端はこの様になっています。「BAT」はバッテリー(常時電源)、「ACC」はアクセサリー電源に接続します。「GND」はアースです。電源確保にはオーディオ等の電源コードから分岐して確保すればOKです。

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降圧ケーブルにはアダプターがあり、車両にあわせてスイッチを設定する必要があります。説明書に従って設定するだけですが、日本車の場合はほぼ12Vでしょうから、左から二つ目のスイッチをONにするだけです。

電源確保の目処がたったらフロントカメラ(本体)、リヤカメラを接続して動作チェックを行います。

配線

続いては配線を行います。ドラレコには電源、リヤカメラ、GPSの3本のケーブルを接続しますので、この3本を内装を剥がしつつ配線していきます。

まずはルームランプ部から内装の中に配線を入れます。サンバイザー裏からピラー部を通ってダッシュボードの裏から足元に抜けます。この辺は整備書を参考に必要な内装を剥がしつつ進めます。

リヤカメラの配線が厄介です。足元からグロメットを経由して外に、最後部まで配線します。

リヤカメラはバックランプ配線と接続する必要があります

カメラとケーブルは分離可能で、専用コネクターで接続するようになっています。コネクター部に先程の電源同様にバックランプ配線を分岐して接続します。

リヤカメラはそこそこ大きいので、出っ張ってしまいました、、、。サイズには注意が必要です。

なお、ハッチバック者やワンボックス等で室内に設置する場合は専用のステーを用いると楽です。また、ケーブル長さが足りない場合は延長ケーブルを別途購入して延長可能です。ただし延長ケーブルは10mあるので、帯に短し襷に長し、といったところです。

あとはフロントに戻ってケーブルを接続すれば設置完了です。内装から出てドラレコ本体に接続するまでのケーブル長は熟考が必要です。短すぎると接続できてもミラーの可動域が著しく少なくなり、実質的にはミラーが動かなくなります。また、ケーブルの余らせ方によっては、ケーブルの弾力でミラーが戻ってしまいます。見た目に問題ない範囲で比較的長めに余らせたほうが良いと思われます。

レビュー

まず電源OFF時ですが、全く問題なくミラーとして使用できます。写真のように綺麗に反射があり、運転中も支障なくミラーとして使用できました。

また、カメラ型のドラレコよりもフロントガラス上の専有面積が少ないので、視界が広く、良好です。スポーツカー等、フロントガラスの角度が小さい車種に向いていると思います。

ミラーとしても問題なく使用できる
カメラ型ドラレコよりフロントガラスが広くなる

ただし外から見た場合、カメラ型ドラレコよりは目立たないため犯罪抑止効果はカメラ型の方が高いかもしれません。

タッチパネルの感度も良好で、タッチするごとにフロント、リヤ、2画面と変わります。走行を始めると(無操作状態)数分で画面がオフになり、ミラーになります。ミラー型は初めてだったのですが、画面オフ時はただのミラーです。

ミラーと画面を同時に見る、というのは少々厳しいのですが、そんな必要性もないので問題ないといったところでしょう。画面オン時は画面の方が主張が強いのでミラー(反射)は見にくくなります。

総合的にはこの値段でこのクオリティなら大満足といったところです。

正直値段が安いのでクオリティは覚悟していてのですが、画像も綺麗で夜間も全く問題なく録画できますし、動作やメニューも問題ありません。内部メニューも日本語化されているのでマニュアルを見なくてもほとんどの設定が理解できました。

リヤカメラもフロントカメラには劣るもののかなり画質が優れています。さすがに夜間にライトを当てられると飛んでしまいますが、同じでしょう。

画角についても物理的に動かせるだけでなく、ドラレコ画面内でカメラの向き(画角)を調整することができます。リヤカメラも画角の変更が可能であり、また、バックギヤ走行時はバックギヤ専用の下向きの画角に自動的に切り替わります。

さらにドラレコで映像を見ている場合は鏡像ですが、動画ファイルをパソコンで見る場合は正像になるようで、感心しました。

ファームウェアアップデート

取り付け時はリヤカメラが上下逆で変更できませんでした。

この現象は初期ファームウェアでの問題だそうで、ファームウェア(内部プログラム)をアップデートすることでリヤカメラの上下をメニューから変更できるようになります。ファームウェアは無償で公開されており、microSDカード経由でアップデートします。

以上、ADZOME PG02S-Rのレビューと取り付け方法でした。