時は1989年。

トヨタが発売したミッドシップスポーツカー、それがSW20型MR2。

F1に代表されるレーシングカーにおいては、エンジンをホイールベース内車体中央に配置し、後輪を駆動するMR(ミッドエンジン・リヤドライブ)レイアウトが採られています。これと同じMRレイアウトを一般消費者の手の届く価格で実現した希少なピュアスポーツカーがMR2なのです。

世間的には「珍しいクルマ」SW20型MR2はなんと10年にも渡って生産され、5回のマイナーチェンジがありました。

​実はSW20については2回購入していまして、初代は3型G-Limited、2代目は5型G-Limited。NA(自然吸気)と呼ばれるノンターボ車なのでパワーもそんなにないですし、何よりメンテナンスが大変。ネジに手が届かない。笑

​リヤにエンジンを搭載するミッドシップは実はどのクルマもリヤヘビーで、その理由はハイパワー故のトラクションだと言われています。SW20の前後重量配分は42.3:57.7で、実はNSXと同等です。パワーがあるからトラクションがかかるリヤヘビーが良い。ぼちぼちのパワーなら重量配分の良いFDやS2000、FFのシビックRやインテグラRの方がいいスポーツカーなのです。

​つまり空力もなくてセッティング余地もない、NAで200ps、1,260kgのSW20がMRで有利になる理由など別にないのです。

​ではなんでSW20なのか?2台も買ったのか?

​カッコいいからです!以上!笑

​そんなSW20が好きで、メンテしたりいじったりしながらじっくり乗っております。

ほぼ現在の仕様(2021年10月現在)

SW20 MR2ブログ

ブログ記事に色々書いていますので、お暇な方はどうぞ。

みんカラ

みんカラもやってます。大物記事は当サイトブログに移行中ですが、細かい記事が結構あります。

初代 SW20 3型G-Limited GTウイング仕様

千葉県は野田の中古自動車オークション会場で歩きまわって見つけた1台。最初はほぼノーマルでしたがSW20ワンメイクチームExplosionへの加入をきっかけにサーキットへ。以後セルフチューニング街道をひた走ります。買ったのが20代前半ということもありお金がなく、ほとんどセルフメンテでした。エンジン積替えも知人宅にて。他のSW乗りから譲ってもらったフルバランスエンジンを搭載していました。

2代目 SW20 5型G-Limited Version1 SARDバンパー仕様

220,000kmで知人のSW乗りから購入。買ってすぐにバンパーが5分割。自己FRP補修で楽しみました。220,000km走行エンジンながらVVT-iがバッチリ効いてNAながら鋭い加速が持ち味。高速ツーリングがなかなか楽しい車です。豪雨にて塗装剥がれが発生し全塗装へ。

2代目 SW20 5型G-Limited Version2 GTカーもどき仕様

人生初の全塗装からGTウイング、カーボンエンジンフード等外装をごそっと替えました。バンパーは初代SW20に装着していたBOMEXバンパーを発掘してFRP補修して装着しました。2021年10月現在260,000kmを突破。月まで(=385,000km)が目標です。

整備、チューニングはだいたい自分でやります

この時代の車に乗るなら整備代は覚悟が必要。1箇所直せば1箇所壊れます。パーツもそろそろ新品は入手不可能。自分で作ったり直せたりするからこそ乗り続けられるとも言えます。タイミングベルト交換、エアコンコンプレッサー交換&ガス交換、燃料ポンプ交換、ドライブシャフトオーバーホールなどなど、なんでもやります。できないのはタイヤの組み換えとアライメント調整くらいでしょうかね。笑