個人事業主の法人化 法人番号確定と銀行口座の作成 合同会社つくってみた vol.3

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

第3回です。ブログというよりは自分メモに近いところもあり、乱筆、乱文にて失礼致します。

前回の記事では登記申請まで進みました。登記申請から約1週間で次のステップへ。この1週間は完全に待ちの時間になります。

9/1に設立作業を開始し、9/17に登記完了。やはり実際にはなんだかんだで2週間以上かかります

今回は会社が見事できた!というところから、銀行口座の作成までのまとめです。

法務局で何をするか 印鑑カードを取得する

登記申請時に指定された日時になると、法務局で書類を受け取ることができます。

申請時にもらったお知らせ

具体的に何を取得するかというと以下2種類の書類です。

  • 印鑑証明書(法人の)
  • 登記事項証明書

それぞれ個人で言うところの印鑑証明と全部事項証明書(戸籍謄本)みたいなものです。設立後に色々な役場に会社を作った届けを提出しますが、その際に必要になります。印鑑証明書を作成するために「印鑑カード」が必要になりますので、まずは印鑑カードを法務局に行って取得します。

印鑑カード、印鑑証明書、登記事項証明書の3つは同じ日に同じ場所(法務局)でまとめて取得可能です。

登記は指定された法務局に行く必要がありました(前回参照)が、書類の受け取りは最寄りの法務局で良いようです。僕の場合は以下の通り。

登記
X横浜地方法務局(本局)
○横浜地方法務局 湘南支局
X横浜地方法務局 相模原支局

と、登記はなぜか湘南に行ったわけですが、受け取りは相模原支局でOKでした。

というか、以下の通り印鑑カードの受け取りがあるので、指定された法務局に行く必要があると思われます。登記申請時、もしくは取りに行く前に電話して確認した方が良いでしょう。

印鑑カードの発行

印鑑カードは法務局で印鑑カード交付申請書を提出すると無料で発行できます。申請書は以下の通り入手可能ですが、当然法務局にも申請書がありますので、行ってから書いても問題ありません。

https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001328650.pdf

申請書を書いて出せばものの5分で印鑑カードが出てきました。全く待ちませんでした。

印鑑カードをゲット!

印鑑証明と登記事項証明書を取得する

続いては発行されたばかりの印鑑カードを用いて印鑑証明書と登記事項証明書を取得します。印鑑カードの隣の窓口での申請でした。

この書類はそれぞれ@450円、@600円の費用がかかります。この費用は法務局内で収入証紙を購入し支払います。

申請書提出→金額確定→収入証紙購入→提出→受け取り

という流れです。15分くらいで完了しました。予約不可能なので混み具合によってかなり差が出ると思います。

印鑑証明と登記事項証明書

それぞれ3通取得しましたが、各所への申請に使用した結果、登記事項証明書は不足しました。一方で印鑑証明は余りました。

  • 印鑑証明は1通
  • 登記事項証明は5通

が実際に使用した数です。これは法人の規模などによっても変わると思いますので、3/6通くらい取得しておくのが良いのではないかと思います。

法人番号というもの

会社を作って初めて知りましたが、会社というものには番号がついています。

しかも2種類あります。

  • 法人番号
  • 会社法人等番号

の2種類。途中まで同じものだと思っていたのですが、この2つは違うものです。

会社法人等番号の頭に数字を足したものが法人番号で、頭一桁はチェックデジットと言って12桁の法人番号から以下の法則で導かれる数字です。

会社法人等番号は取得した登記事項証明書に記載されています。なぜ2種類あるのかすらよくわかりませんが、間違えないように認識しておく必要があります。

尚、法人番号は計算しなくても(登記されていれば)以下のサイトで検索することができます。

何はなくとも銀行口座

法人成りのひとり社長が最もスピーディに対応しなければならないもの。

取引先での銀行口座の変更です。

法人成りの場合既に事業は存在しており入金があるはずです。節税目的であればさっさと法人に切り替えたいところですが、お金をもらうための場所「銀行口座」が無いと切り替えてもらうことができません。

法人用の銀行口座をさっさと作りたいところですが、口座の申請には印鑑証明が必要。つまり、法人登記後でなければ申請できません。加えて、口座の完成までかなりの日数を要しますので、印鑑証明が取得できたら即刻申請しましょう。

怪しいビジネスが多い昨今、ビジネス用の銀行口座は審査が厳しく、色々な書類を提出する必要があります。僕は個人事業主時代から使っているPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)で作りました。

以下のように、各行でわかりやすくまとめられていますので、書類を用意して申請しましょう。

設立開始から個人事業の最終入金まで、3ヶ月は必要らしい

PayPay銀行では、9月17日に申請して9/30日に口座作成が完了しました。

実際には9/25頃に口座は出来ていたのですが、口座番号をなかなか教えてくれないのです。9/25に届いたのは「口座ができました、番号は郵送されるカードに書いてあります」というメールのみ。

犯罪防止のためか、なかなか教えてくれません。電話してもメールしてもダメでしょう。キャッシュカードが届くのを待つしかありません。

口座番号がわからなければ取引先に対し振込先変更依頼が出せないので、取引先によっては振込先切り替えは次月以降、ということになりました。

つまりは個人事業での最後の入金は次々月末。設立手続きを開始してから最後の入金までは最短で3ヶ月必要という結果になりました。個人事業を廃業できるのは、会社設立から3ヶ月くらいかかるということになりますね。

参考になれば嬉しい限りです。

次の記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です